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コラム

高尿酸血症とは?痛風との違いや原因・治療方法を解説

公開日2026/10/26

健康診断では、さまざまな数値から身体の状態を確認します。普段は体調に変化を感じていなくても、検査結果に変化が現れていることがあります。

こうした数値は、日々の食事や運動、飲酒、体重などを振り返るきっかけにもなります。自覚できる変化がないからとそのままにせず、検査結果を確認し、必要に応じて生活習慣を見直すことが大切です。

高尿酸血症とは

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなっている状態です。一般的には血清尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と診断されます。尿酸は、体内の細胞が新しく入れ替わるときや、食品に含まれるプリン体が分解されるときに作られます。

作られた尿酸の多くは腎臓を通って尿として排出されますが、体内で作られる量が増えたり、うまく排出できなくなったりすると血液中にたまります。高尿酸血症は自覚症状がないことも多いため、健康診断で初めて気づく方も少なくありません。

高尿酸血症の原因

高尿酸血症の原因は、尿酸が体内で多く作られる場合と、十分に排出できない場合に分けられます。どちらか一方だけの場合もあれば、両方が重なっていることもあります。

原因としては、食べ過ぎや飲酒、プリン体を多く含む食品の摂り過ぎなどが挙げられます。ほかにも、肥満や運動不足、腎機能の低下、体質、一部の病気や薬剤が影響することがあります。

高尿酸血症と生活習慣病の関係

高尿酸血症がある方は、高血圧や脂質異常症、高血糖、肥満などがみられることがあります。そのため、尿酸値だけを見るのではなく、血圧や血糖値、コレステロール、中性脂肪、体重などを含めて確認することが大切です。

かがやき内科・糖尿病クリニックでは、糖尿病や脂質異常症、メタボリックシンドローム、肥満症、高尿酸血症、痛風などの診療に対応しています。生活習慣病に見える状態でも、内分泌疾患や腎臓疾患などが隠れている場合があるため、必要な検査を行ったうえで治療方針を検討します。

高尿酸血症と痛風の違い

高尿酸血症になっても、すぐに痛みがあるわけではありません。ただし、尿酸値が高い状態が続くと、尿酸が結晶となって関節にたまり、炎症を起こすことがあります。これが痛風です。

痛風では、足の親指の付け根などに突然強い痛みや腫れが出ることがあります。高尿酸血症は「尿酸値が高い状態」、痛風は「尿酸の結晶によって関節炎が起きた状態」と考えると分かりやすいです。また、尿酸は関節だけでなく、腎臓や尿路に影響し、尿路結石や腎機能低下につながることもあります。

高尿酸血症の直し方

高尿酸血症を改善するためには、まず普段の食生活を見直します。プリン体を多く含む食品だけを避けるのではなく、食事全体の量やバランスを整えることが大切です。食べ過ぎや肥満がある場合は、無理のない範囲で体重管理を進めます。

飲酒習慣がある場合は、アルコールの量や頻度も見直します。また、医師から水分制限を指示されていない場合には、適切な水分摂取を心がけることも大切です。極端な食事制限ではなく、継続しやすい生活改善を意識します。

運動による改善

高尿酸血症では、食生活の改善とあわせて運動習慣を整えることも重要です。肥満がある場合には、ウォーキングなどの有酸素運動を継続することで、体重管理や生活習慣全体の改善につながります。

ただし、急に激しい運動を始めると一時的に尿酸値が上がることがあります。最初から負荷の高い運動を行うのではなく、体調に合わせて少しずつ運動量を増やしていくことが大切です。持病がある方は、医師と相談しながら無理のない範囲で運動を取り入れます。

高尿酸血症の治療

高尿酸血症の治療で基本となるのは、食事、飲酒、運動、体重などの生活習慣の改善です。そのうえで、尿酸値や痛風発作の有無、腎機能、ほかの病気などを確認しながら治療方法を決めていきます。

生活習慣を見直しても尿酸値が高い場合や、痛風発作を繰り返している場合などには、薬による治療を行うことがあります。尿酸が作られるのを抑える薬や、尿酸を体外へ排出しやすくする薬などがあり、身体の状態に合わせて使い分けます。

健康診断で尿酸値が高かったら

健康診断で尿酸値の高さを指摘されても、痛みや不調がなければ受診を後回しにしてしまうことがあります。しかし、高尿酸血症は症状がないまま続くことも多く、放置すると痛風や尿路結石、腎障害につながることもあります。

かがやき内科・糖尿病クリニックでは、高尿酸血症や痛風をはじめ、糖尿病、脂質異常症、肥満症などの診療を行っています。健康診断で尿酸値の異常を指摘された場合は、その数値だけで判断せず、ほかの検査結果や生活習慣も含めて確認することが大切です。気になる結果があったときは、早めに医療機関へ相談しましょう。